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作家鷺沢さんについて印象に残ったことをつらつらと


by hazakura23
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またまた更新途絶えすいません。
今回は、前回の共通項シリーズ?と一旦(もう終わるのかよ)お休みし、回顧録を並行して綴っていきたい。
今週はこのページもご覧頂く方が増え、通算100人を越えました。感謝。
 
さて、私が最初に鷺沢先生、鷺沢作品に出会ったのは、高校2年生の秋も終わりの頃です。
私は当時、今も腎臓病を抱えて生きておりますが、進路どころではないほど、落ち込み、まず高校卒業できるのかな、身体ももたないし、そんな勉強なんか全くしてなかったので、将来あるんかなと思いながら、私が今思う最初の大きな壁にぶち当たっていた頃でした。
新聞は日頃からまあ読む方でしたが、本というものは、教科書も、漫画も含めて、嫌い中の嫌いであって、読書感想文は、お決まり、「あとがき」を品をかえ、文章にしてました。
だから、宿題の最後になるのはいつも感想文でした。本読まないから。
うちは親が言うのに、「本なら買う」と言ってくれた子供時代でしたが、本を読まない者からして、テレビゲームがいいに決まってます。
だけど、テレビゲームは1日も家にありませんでした。
話は戻って、その唯一読んでいたと言っていい新聞の広告欄に、鷺沢先生の「葉桜の日」という本の紹介がありました。
正直、女子大生作家だという言葉と写真にころってなりました。
まあこの本ならというか、この作家なら読んでもいいかと。
全く不純の動機から、作品と出会うことになったのです。ずっと内緒にしてましたが。
だから、このタイトルが美貌録である所以です。
年で言うと、1990年秋でした。

結局この作品を読むこととなったのは翌年の春先でした。
ようやく本をゲットでき、その作品の瑞々しさ、少年を題材にした作品でしたので、尚のことでした、若さってこういうのだなと、おっさんでもない17歳の人間が思ったわけです。
いい作品に出会うことが出来ました。
それから、尊敬する人なんかいなかったのに、いつの日か鷺沢先生と書いている自分がいるのに驚きました。
そして、初めて、テレビで顔と声を聞くことになりました。
それは次回にします。
# by hazakura23 | 2004-10-04 23:13